ご紹介しましたように、歯磨剤には様々な薬用成分が配合されています。しかし、その成分が口の中に長時間とどまって十分に効果を発揮されていないことが多いようです。
普段みなさんがブラッシングする時は、最初から歯磨き粉つけて磨き、その後十分に洗口して唾液と歯磨剤を洗い流していますね?スッキリした感じとは反面、せっかく口の中に行き渡った歯磨剤に含まれる薬用成分は、洗口とともに流れ出てしまいました。
そこで渡辺歯科医院では「ダブルブラッシング法」をお勧めしています。
1.まず一回目のハミガキは歯磨剤を使わない「カラみがき」(水だけつける)をして、しっかり歯面の歯垢を除去し、十分に洗口します。
2.そして二回目にはハブラシに歯磨剤をつけて よく歯面に伸ばすようにブラッシングして、その後軽く1~2回洗口します。ポイントは”軽く”全部は洗い流さないことです。
そうすることによって、口腔内に有効濃度以上のフッ素などの成分を長時間保持することが出来て、虫歯・歯周病の予防などにつながります。
ぜひみなさんも「ダブルブラッシング法」実践してみてください。