入れ歯のお手入れとケア用品

2019.09.03

入れ歯の正しいお手入れ方法

毎日のお手入れの仕方


1.毎食後入れ歯をはずします。はずした入れ歯を良く観察して破折やクラスプ(針金)が壊れていないか確認します。

2.入れ歯専用のブラシを使って流水下で洗います。特に針金や内側は汚れが残りやすいので念入りに。あまり力を入れすぎると入れ歯を傷つけたり針金を壊す原因になるので 弱い力で丁寧に洗ってください。決して歯磨き粉はつけないでください。プラスチックで出来ている入れ歯には研摩材の入っている歯磨き粉は大敵です。

3.口の中の残っている自分の歯は、ブラッシング、歯間ブラシなど念入りに。最後に舌で触って針金が架かっている歯が欠けたり冠が外れたりしていないか確認してください。

4.入れ歯が乗る粘膜部分は歯ブラシでこすると傷がついてしまいます。指の腹でマッサージするようにぬめりを取りましょう。血行もよくなり、入れ歯で押されて傷になりそうな場所の早期発見にもつながります。

5.就寝時にはできるだけ外して粘膜を休めてください。外した入れ歯はブラシで洗ったあと、洗浄剤を入れた容器に一晩浸しておきましょう。歯ブラシでは落ちにくい細菌も除菌することができます。翌朝入れ歯を使う前に流水でよく洗い、ヌメリが残っている場合は軽くブラシで洗ってください。

6.普段のお手入れでは取りきれない汚れ(タバコのヤニや、茶渋、歯石)があります。無理にこすったり、刃物などを使って取らないでください。渡辺歯科医院では定期検診などで来院時にご希望の患者さんの入れ歯の汚れ、歯石などを落とすことが出来ます。


皆様の普段のお手入れは正しかったでしょうか?正しい方法でお手入れしてより長く快適にお使いいただけますように、今後は渡辺歯科医院でお勧めしているケア用品をご紹介いたします。

義歯用ブラシ

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色はブルー・白の二色
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持ちやすいグリップ部分

Ciメディカル 義歯ブラシ 
義歯を洗うための専用ブラシ(歯科医院専売)


*ここがおすすめ!

広い部分を洗う植毛部と細かい、狭い部分を洗う硬めの植毛部分に分かれています。ハンドルは握りやすいように太目の設計で磨きやすくなっています。

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使用方法をよく読んで正しくお使いください。

義歯洗浄剤

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使いやすいと好評です。
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溶けやすい顆粒タイプ

ライオン デント・エラック 

義歯洗浄剤(顆粒)175g(約70回分)(歯科医院専売)


計量不要

片手で使えます

優れた洗浄力

金属を変色させにくい


*ここがおすすめ!

顆粒タイプなので水に溶けやすく、高い洗浄力と除菌・消臭力に優れています。入れ歯の変色や変質が極めて少なく、安心してお使いいただけます。また、片手でも使える計量キャップ付ボトルの採用により、傾けるだけで一回分の計量が自動で出来ます。70回分900円とコストパフォーマンスに優れ、一回当たり13円と、毎日の使用でのご負担を軽減します。

口内保湿・湿潤剤

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オーラルバランス 

サリバAD 

出にくくなった唾液の代わりにお口の中を保湿・湿潤して

入れ歯の安定・疼痛を予防します。


オーラルバランス・・・クリームタイプ

サリバAD・・・スプレータイプ(液体)


*ここがおすすめ!

快適に入れ歯をお使いいただくには唾液(つば)が必要不可欠です。唾液には入れ歯と歯茎の間に介在して空気を追い出し吸盤効果を高めて入れ歯を外れにくくしたり、クッション・潤滑効果によって歯茎と入れ歯がこすれ

傷が出来たりするのを防いでいます。しかし年齢や病気により唾液の量が少なくなると、入れ歯が安定せずに外れやすくなったり、入れ歯が当たって痛みが出たりします。




オーラルバランスとサリバADは少なくなった唾液を補い、お口の中の潤いをを長時間(クリームの場合1回の塗布で5~8時間)保ち、入れ歯の安定・疼痛の防止に効果があります。

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